結婚前にパートナーを見極めることは非常に難しいことです。なぜなら、結婚前のパートナーはあなたに自分の良い面、理想的な面しか見せないからです。
本当に素晴らしい人に出会ったと喜んでいたとしても、結果的にあなたに我慢や耐えることを求める人であるかもしれないのです。
結婚後あなたに我慢や忍耐を求める人は、一緒にいる必要はない
例えば、伝統的な「家」の在り方を求めるような家族、パートナーは、結婚前からその傾向は見られます。上手に丁寧なやさしい言葉で、「妻とは」「嫁とは」という言葉を使って、説明したり、説得します。あまりにも上手に心の中に入り込んでいくので、相手に恋をしているあなたはそれがいつの間にか植え付けられている、自分とは異なる価値観だとは気が付きません。
結婚してみて初めて、「家」の存在に気が付かされ、パートナーの義理の両親は、あなたを「よそ者」として扱い、「我が家では、これが当たり前なのだから従いなさい」と耐えることや我慢することを求めるのです。
最初のうちは、良い嫁になろうとし頑張れたとしても、それは一生続くことですから、心には限界がやってきます。パートナーはいつの間にか、自分の実の両親の言うことに従います。なぜなら子供のころから、それが正しいと育ってきているからです。
パートナーの実家で暮らすことになれば、いよいよあなたの居場所は無くなります。
良いパートナーに恵まれれば、パートナーの実家で一緒に暮らすことになったとしても、パートナーは妻であるあなたを守り抜きます。そういう人は結婚前から、相手の価値観を尊重し、あなたが自由であることが幸せであると言い続けます。「妻とは」「嫁とは」という説得の仕方はしません。
また、あなたが不安を感じたとき、例えば二人の将来に不安を感じてその不安をパートナーにぶつけたとき、それに対して正面から返事をしない場合には、将来のあなたの苦労は目に見えています。結婚して夫婦になっても、問題から目をそらす人だからです。
しかし、あなたの不安や問題に対して、「一緒に考えてゆこう」という姿勢でいるのであれば、結婚してもあなたを守り続ける人です。
もちろん親を大事にするのは大切なこと。親孝行は、絶対に必要なことで、大事なことです。しかし、妻を犠牲にして親孝行をするというのは、間違っています。パートナーが妻を大事にすればするほど、妻はパートナーの親を大事にしてくれる、という循環の法則を理解していないのです。
愚かな親孝行をしている男性ならば、一緒にいる必要はない
自分の親の言動がどんなに不快であったとしても、パートナーが妻に答えるのはいつも、「子供を思う親心だ」と言うことがあります。冷静にそれが意地悪なのか、忍耐に値することなのかを見極められないのです。
親がいくら大事であっても、親も間違えることがあることを忘れてはいけません。なぜなら親も人間だからです。100%正しいと言うことはないのです。
親孝行の思い、親を大事に思う気持ちが強すぎて、妻に対して親が我慢を求めている、つまり妻が忍耐を強いられている、と言うことを見抜けないのであれば、それはパートナーとして正しい視点を持っていない、つまり妻に対して愛を向けていないと言うことになるのです。
それはとても愚かな行動で、結果的に気が付いたときには、妻がたくさんの不満を抱え苦しんで、パートナーに対する愛を失ってしまうことになるのです。
結婚前の小さな言動を見逃さないこと
本当に妻を守るパートナーと結婚したいのであれば、結婚前の交際中から、相手の言動に敏感になることです。
不思議なことに、人は恋をすると、相手の言動でマイナスだと感じることを見逃してしまいます。あるいは見て見ないふりをしてしまうのです。でもサインはいつも、出ています。
小さな言葉で、あなた自身が「え?」と思う感覚を逃さないでください。
例えば、デートの時。レストランで彼が「好きなものを頼みなさい」と言っていたのに、実際にメニューを決めたら、「え?これ?もうちょっと安いのにしたら?」とか「こっちのほうがおいしいんじゃない?」と、値段の安い方を勧めてくるようなことがあれば、それはとてもケチな人の可能性があります。
あるいは、将来の話をした時に「おふくろがさぁ、、、」とすぐにお母さんの発言を参考にするようなことがあれば、その人はマザコンで、将来味方をしてくれない可能性があります。
結婚後の話をした時に、「奥さんには、家のことをきっちり守ってもらいたいんだよね」と言ったなら、それは暗に「妻というのは、家にいて家事をしている存在」と思い込んでいる可能性もあります。
もちろん、そうでない場合もあるでしょう。もし、あなたがパートナーの言葉に小さな疑問を感じるのであれば、それを見逃さずに、見て見ぬふりをすることなく、ちゃんと話し合うことが必要なのです。
あなたが本当に幸せになるために
あなたが本当に幸せになるためには、自分の心、ハートか感じることを、自分がちゃんと理解して受け止めること。否定しないことです。
100%長所だけの人はいませんが、あなた自身がパートナーの短所を受け入れられるのか、パートナーんの発言を心から納得して受け止められるのかを確認することはとても大事なことです。
そうしてゆけば、少なくともあなただけが我慢して生活すると言うことは避けられるのです。

